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個人的にちょっと気力が保てずにいて(忙しくてほとんど時間がとれなかったというのもあるのですが)、ブログのほうをまた放置してしまいました。年末の連休になって少し時間もとれたので(大掃除に取りかかっておけという話もありますが)、ライセンスについてコメントもいただいていましたので、少し考えを書きたいと思います。

CC BY が求める著作権表示について、以前のポストで、矛盾が生じてしまうかもしれないと書きましたが、一応フォントそのものについては著作権表示があってもいいのだろうというのが、一応の現段階の整理です。

しかし、この整理はあまり納得ができていません。

というのも、たしかにグリフデザインには時間をかけてはいます。眺めては考えて、ちょこちょこと調整したり、そんな類の工夫をしています。それは、制作行為という面で見れば、他のグラフィックデザインとあまり変わりがないと言えるかもしれません。しかしそれに対し、フォント生成なんて単純にメニューを選ぶだけです。

ところが今の整理では、グリフデザインは著作物ではないが、フォントは著作物だということですから、メニューをクリックした行為のほうに著作性があると言っていることになってしまいます。これはシンプルに考えて、おかしなことです。

ですから、こうしたフォントはパブリックドメインで公開するべきだと思うのです。しかし、そういう話は聞いたことがありません。むしろ聞くのは、日本ではパブリックドメインは認められにくいという話ばかりです。どうも、現実はこうした原理的なシンプルな考え方にはなっていないようです。

というわけで、フォントについては著作権表示があってもいいという整理には一応しているのですが、実はあやふやではあります。

こうした考えがあるので、そうしたことに特に触れていない M+ フォントライセンスなどはなかなかよいと思っています。しかし、書いていないというのはわかりにくいという意味になる場合もあります。私は法的根拠まわりをあまり整理できていないので、なかなか選ぶ勇気が出てこないのです。むしろ、どういう判断したらいいか実例があったり、解説書があるかもしれなかったり、相談もできるかもしれない CC ライセンスのほうが有利ではないかとも思っています。

というわけで、この観点からは、とりあえず CC BY のままで続けようか、というふうな判断となっているのが現状です。

ただし、CC ライセンスはプログラムに付与するには適切ではないといいますし、そのためグリフデザインの扱いについても混乱を生じさせてしまう誘因にもなりかねません。CC ライセンスは大変にわかりやすい各言語の文言も用意されていて実によいと思っているのですが、似た別のライセンス(MIT など)もたしかに検討すべきなのかもしれません……。

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